『ドラゴンクエストビルダーズ2』体験版レビュー

今年の冬は、例年以上にゲーム業界が賑わっている。

その理由はもちろん、各ハードにとびきりのキラータイトルが登場するから。俺も半年以上前からこの冬に発売が予定されていたタイトルラインアップを眺めては、

「えーっと……『レッド・デッド・リデンプション2』に『JUDGE EYES:死神の遺言』、『スマブラ』も買って……」

と、削られるであろう時間を考えてうれしい悲鳴状態だったのだが、ここに加えてプレイステーション クラシックまで発売されてしまった。

まだ12月に入ったばかりだがすでに俺の1日のスケジュールはパンパンになってしまっていて(ゲームの予定だけだけどw)、

「もうこれ以上は、何も入りませんッ!!!」

なかばキレて宣言せざるを得ない状況になっているのである。

しかし……。

じつは俺にとっての“この冬の大本命”は、まだ発売されてもいない。12月6日に体験版が配信され、焦れる心をさらにフーフーと焚きつけてくれている真っ最中だったりするのだ!!

俺のこの冬の大本命とは……そう!! スクウェア・エニックスから12月20日に発売されるプレイステーション4、Nintendo Switch用ソフト『ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島』なのであります!!

体験版、絶賛プレイ中!

現在(12月7日)、プレイステーション4版もニンテンドースイッチ版も体験版をダウンロードして遊べる。俺がどちらを選んだのかというと……どこにでも持ち運んでプレイできるニンテンドースイッチにした。というのも、前作を遊んでいたとき、俺はプレイステーション4のリモートプレイを使って会社の机ではPS Vitaでプレイしていたくらいなので、ニンテンドースイッチ版を選ぶことに迷いはなかったのだ。

体験版では物語のさわりの部分と、ゲームのメインである“モノづくり”の基礎の部分を遊ぶことができる。



物語に関しては本当に冒頭だけなので、一瞬、「あれ? そんなにボリュームのない体験版なんだな」と思うかもしれないが……じつはまっっっっったくそんなことはない!!

先ほど書いた通り、このゲームのメインは“モノづくり”。そして、それに付随する“冒険”だ。プレイヤーに想像力、探求心、好奇心があれば、体験版でありながらこの世界はしっかりと応えてくれるのである。

冒険の舞台である“からっぽの島”は自由に探索することができるので、

モンスターと戦ったり……。

岩場にあった水溜まりを壊して滝にしちゃったり……。


水中散歩を楽しんだり……。

神殿とかに設置されている“かがり火”とか“石の円柱”をぶっ壊したり……。

滝のそばにポツンと建っていた掘立小屋(?)もすべて破壊して素材を手に入れたり……。

回収した材料を使って、可能な限り自分の小屋をゴージャスにして、

「不自由な中にあって、せめてものセレブな生活を」

とうそぶいたり……w

壊して、回収し、モノと作って、設置して……。

この、ビルダーとしての基本中の基本の仕事が楽しくて楽しくて、

「これなら大丈夫だ……。発売日まで、この体験版で生きていける……!!www

と、本気で思いました。

もっとキチンとしたレビュー記事は、製品版が発売されたら改めて書こうと思います。

でもせっかくなので、前作が発売されたときに週刊ファミ通の特集ページに寄せた文章を転載しておきます。短いコラムですけど、俺がいかにこのシリーズを愛しているかが伝わるかと思います!


『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』に寄せて

男の子には人生で何度か、「僕って、冒険者だったんだ!」と勝手に確信する瞬間が訪れる。

空き地の土管の中に秘密基地を作った、小学校低学年のとき。初めて買ってもらった自転車で遠出をして、知らない街に迷い込んでしまった小学校高学年のとき--。

「今日はどこまで行こうかな」

「明日は何を作ろうかな」

当時はこれが、僕の口癖だったと思う。だって、冒険者だったからね。

でも、そんな少年もいつしか44歳のおっさんになって、気がつけば「俺は冒険者だ!」なんて口にしなくなっていた。

……このゲームと、出会うまでは。

『ドラゴンクエストビルダーズ』を初めて起動してゲーム画面を見た瞬間、自分の眼前に無辺の冒険世界が広がったのがわかった。

連なる峰々、跋扈するモンスター、あちこちに転がる素材、ともに生きてゆく仲間たち……。

「ここ、全部壊していいの!? みんな、街を作る材料として持っていっちゃうよ!?」

そびえ立つ山をハンマーで切り崩すたびに、毎回のようにそんな独り言を言っている。

「おいコラ!! 来るな来るな!! 俺と仲間たちの街を、壊すんじゃねえ!!」

夜ごとに襲い来るモンスターに向かって、本気で青筋を立てながら怒りの声をぶつけている。

剣とハンマー、いくばくかの食べ物を持って街を出発したときは、完全に“開拓者”だ。

「今日はどこまで行こうかな!」

「明日は何を作ろうかな!」

30年以上も昔に口走っていたのと同じセリフを、いま画面に向かってつぶやいている。そう、人生何度目かの「僕って、冒険者だったんだ!」と思えるシーンに巡り合えたのだ。

遠出をしすぎたら、荒野に部屋を作ってビバークすればいい。食料が尽きたら、果物でも採って飢えをしのごう--。

かつてこれほど、自分が主人公であることを実感できたゲームがあったろうか?

おっさんでも、冒険者になれるのだ。

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※画面は開発中のものです。